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初心運転者の処分と再試験のご案内
初心運転者とは、免許を取得した日から通算して1年に達することとなる日までの期間をいいます。…
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COLUMN
運転免許を取りたての初心運転者に向けて実施されている「初心運転者講習」。すべての初心運転者が対象というわけではなく、特定の条件に当てはまる人が受けなければいけない講習になります。初心運転者講習とはどのようなものなのか、把握していないまま運転をしていると、最悪の場合、免許の取り消しになってしまうケースも……。
今回は、初心運転者講習の内容や対象期間、注意点や講習の対象にならないためのポイントをご紹介します。これから運転免許を取得しようと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。
初心運転者期間は、自動車運転免許取得後の1年間を指します。免許取得後の1年間は初心者マークを付けて運転する義務があり、守らないと道路交通法違反で違反点数と反則金が課せられます。
初心者マークは車の前後両方に貼らなければならないと法律で定められており、地面から高さ40cm以上、120cm以下の間に貼らなければいけません。初心者マークはマグネットタイプと吸盤タイプがあり、最寄りの100円均一ショップでも購入できます。
法律では、初心者マークを貼る期間(初心運転者期間)は免許所得後1年と定められていますが、運転に不安がある人は1年以上経過した後も貼り続けて問題はありません。久しぶりに運転をするペーパードライバーの方や、運転頻度が少なくて心配な方は、慣れるまで初心者マークを貼り続けておくと安心です。
もしも初心運転者期間に累計3点以上の違反点数が蓄積した場合、初心運転者講習を受けなければいけません。
初心運転者による交通事故や交通違反件数は、毎年各都道府県警察や警視庁によって数値が発表されています。普通車の初心運転者講習該当者に多い交通事故としては、「追突事故」や「交差点の出合い頭での事故」など。普通車の初心運転者講習該当者に多い交通違反としは、「最高速度違反 」「一時停止違反」「シートベルト着用義務違反」「信号無視」などが挙げられます。
免許を取得したばかりの初心運転者ほどスピードを出し過ぎたり、道路交通法を守れていない傾向があるようです。違反してしまうことがないように、交通ルール、マナーを見直しましょう。
「初心運転者講習」と聞いて、「初心者の定義は何か」「初心者は全員受けなくてはいけないのか」と思う方も多いでしょう。初心運転者講習について分かりやすく解説していきます。
初心運転者講習は全ての運転初心者が対象の講習ではなく、下記2つの条件に当てはまる方が対象となります。
上記に当てはまると、都道府県公安委員会から初心運転者講習の通知が届きます。受講期間は通知を受け取った翌日から1カ月以内と決まっているため、通知が届いたらなるべく早めに受講しましょう。通知が届いても初心運転者講習を受けずに放置していると、免許取り消しになってしまう恐れがあります。
初心運転者講習の内容は、講義や実技がメインとなっています。講義はただ話を聞くだけではなく、少人数のグループを作ってグループディスカッションなども行われます。教官が質問をした違反内容について話し合い、違反防止に対する意識を高めていくことが狙いです。
初心運転者講習の具体的な内容と所要時間は以下の通りです。
【準中型・普通・大自二・普自二免許 初心運転者講習の内容と所要時間】
講習内容(学科・実技) | 所要時間 |
運転適性検査 | 1時間 |
実技(コース内) | 1時間 |
実技(路上) | 1時間30分 |
路上運転の検討会 | 30分 |
危険予知訓練(講義等) | 2時間 |
効果測定等 | 1時間 |
講習時間合計 | 7時間 |
【原付免許 初心運転者講習の内容と所要時間】
講習内容(学科・実技) | 所要時間 |
運転適性検査 | 30分 |
実技(コース内) | 50分 |
実技(路上) | 30分 |
路上運転の検討会 | 10分 |
危険予知訓練(講義等) | 1時間20分 |
効果測定等 | 40分 |
講習時間合計 | 4時間 |
該当する受講日や受講場所は、初心運転者講習通知書に記載されています。指定された日時、場所で受講をしなければいけません。ただし、原付講習のみ受講日・受講場所が指定されていないので事前予約が必要となります。
初心運転者講習にかかる費用は免許種別ごとに定められています。
【講習手数料】
準中型免許 | 15,950円 |
普通免許 | 15,250円 |
大型二輪免許 | 19,800円 |
普通二輪免許 | 18,750円 |
原付免許 | 10,700円 |
上記講習手数料のほかに、初心運転者講習受講の通知手数料が900円かかります。費用は改正されることもあるため、最新情報は警視庁のサイトで確認しましょう。もしも、初心運転者講習を受講しなかった場合は再試験の対象となります。再試験となると、結果的に上記以上の費用がかかってしまうため、必ず受講しましょう。
初心運転者講習における注意点を4つご紹介します。講習後も車やバイクの運転を楽しむためにしっかりとチェックしましょう。
初心運転者講習は、講習当日に持参しなければいけないものがあります。講習に適切な服装もあるので併せて確認しましょう。
【持ち物】
【服装】
実技があるため、運転に適した服装(大型二輪、普通二輪、原付講習を受講される方は、ヘルメット、手袋、長袖上衣、スラックス、運動靴が必要です)
二輪や原付の講習を受ける場合、雨が降っていたら雨具を持参しましょう。準備していないと当日慌てることになるので、必要な持ち物は事前にそろえておきましょう。
初心運転者講習の場所や日時は初心運転者講習通知書に記載されており、原則として居住する都道府県内の公認自動車講習所で受講します。通知書を確認したら、「初心運転者講習の通知書を受け取ったので申し込みをしたいです」と、指定された教習所に連絡をして申し込みを行いましょう。
もし指定された場所や日時に不都合がある場合は、初心運転者講習通知書に記載の事務局へ連絡をして、場所や日時を調整してください。ただし、初心運転者講習を実施している教習所は限られているため、決められた場所から選ぶ必要があります。また、開催日も週に数回しか設定していない教習所が多く、1回あたりの受講者数も決まっているので予約が埋まっている可能性があります。調整が必要な場合は、早めに連絡するのがおすすめです。
初心運転者講習の費用は前述した通りですが、条例によって決められていることから、居住する都道府県や受講機関によって異なる場合があります。講習手数料のほか、通知手数料が異なこともあるので、お住まいの都道府県サイトを事前にチェックしましょう。
まずは、インターネットなどで「初心運転者講習 ●●県」と検索し、該当する都道府県警察のサイトで最新情報を確認してください。インターネット上で情報を見つけられない場合は、電話で問い合わせることもできます。
初心運転者講習の通知を放置したり、忘れたりすると、再試験を受けなくてはいけません。再試験は通常の試験と同様の学科・実技ですが、スムーズに受けた場合よりも所要時間や費用負担が大きくなります。万が一再試験に不合格となると、免許取り消しになってしまう点にも留意しましょう。
さらに、再試験も受けなかった場合には、原則として意見聴取が行われた後、該当する免許が取り消しとなります。免許が取り消しになると再度免許を取得する必要があるため、日常的に運転を行う人にとっては大きなダメージです。初心運転者講習の通知が来た場合には、きちんと受講して免許を維持できるようにしましょう。
初心運転者講習をきちんと受講することはもちろん、そもそも初心運転者講習の対象とならないよう安全運転を心がけることが大切です。ここからは、初心運転者講習を受けずに済むためのポイントを紹介します。ぜひ日頃の運転に生かしてください。
運転免許を取得したばかりの時期は緊張感もあり、十分気を付けて運転する人が多いものですが、慣れてくると自分の運転を過信してしまい、守るべき運転マナーがおろそかになってしまう人もいます。運転時には常に「かもしれない運転」を意識して、安心安全な運転を行いましょう。
下記のような危険を予測した運転を「かもしれない運転」と言います。
運転に慣れてきても「大丈夫だろう」と過信せず、「~かもしれない」と慎重に運転することを心がけましょう。特に自転車はスピードを出して走ってくることが多く、交差点に差しかかる際には急に飛び出してくることが大いにあります。交差点では「自転車が出てくるかもしれない」とスピードを緩めるなど、常日頃から周囲に意識を配りましょう。
初心運転者講習の対象とならないためにも、スピード超過による事故にも注意が必要です。スピードを出しすぎると危険の発見が遅れたり、車の制御が困難になったり、交通事故につながるリスクが高まります。
また、スピード違反は交通違反取り締まりの対象にもなります。速度超過の程度に応じて違反点数が異なり、一般道か高速道路かでも変わるのが特徴です。違反点数によって反則金も異なります。
交通違反の点数一覧は「警視庁公式サイト」で公開されているので確認してみてください。違反点数によっては、免許停止や免許取り消しなどの行政処分が行われます。初心運転者講習の受講だけでは済まされない場合があることも念頭に置きハンドルを握りましょう。
十分な安全確認をするためには、時間に余裕を持って行動をしなければいけません。「急いでいたから」という理由で一時停止や安全確認をする余裕をなくしてしまったり、スピードを出しすぎてしまっては、事故を引き起こす可能性が高まります。
日頃から交通事故を起こさないように時間と心にゆとりを持って運転をすることで、初心運転者講習とは無縁なカーライフ、バイクライフを送ることができるでしょう。
今回は、初心運転者講習について、内容や対象となる期間、受講時の注意点などを詳しく解説しました。免許取得後の1年間となる初心運転者期間を安全に過ごすためには、合宿免許で集中して免許を取得するのがおすすめです。短期集中型のカリキュラムなので、効率良く集中して教習を受けられ、合宿免許で手に入れた知識や技術を忘れないうちに実践に活かせるでしょう。
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