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合宿中は結構暇?合宿免許の自由時間
約2週間というあいだに、短期集中で免許取得を目指す合宿免許。「そのスケジュールには、毎日ぎ…
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COLUMN
合宿免許の魅力といえば、短期間で免許取得を目指せること。合宿プランや教習所にもよりますが、普通自動車AT限定であれば最短14日間、MTでは最短16日間で、免許取得に必要なカリキュラムを受けることができます。
ただし、合宿免許であっても場合によっては延長・延泊になり、卒業が伸びてしまうことも…。そこで今回は、合宿免許で延長になってしまう主な原因とその対処法をお届け。延長・延泊に関わる費用についてもご紹介します。
合宿免許への参加を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
はじめに最短スケジュールで卒業する場合の合宿免許の流れを紹介します。取得したい免許の種類によって期間は若干異なりますが、おおよその流れは次の通りです。
合宿免許では、免許取得に必要なカリキュラムを効率よく受けるためにスケジュールが組まれています。このスケジュールに沿って学科教習や技能教習を受け、試験で習熟度・理解度をはかりながら、運転技術や知識を身につけていきます。
合宿免許を卒業するためには、技能教習を普通車ATで31時限、MT車で34時限、学科は26時限を履修しなければいけません。これだけ考えるとハードスケジュールのように感じますが、実はルールがあり、1日に受けられる教習時限数が決まっているため、心配するほど空き時間がないわけではありません。
1日に受けられる技能教習は前半部分で2時限まで、修了検定後の後半は3時限までと決まっています。なお、学科教習は基本制限がありませんが、他の教習生と一緒に受けるため1日に3~4時限程度になります。
基本的には、段階を経ながら少しずつレベルアップしていくので、最短スケジュールで卒業できる人がほとんどです。過度に不安を感じる必要はありませんが、学んだことを確実に実践できるように日々の予習・復習を大切にしましょう。
先ほどもお伝えしたように、合宿免許はほとんどの人が最短スケジュールで卒業できますが、なかには延長・延泊になってしまうケースもあります。ここからは合宿免許で延長になる主な理由を解説します。
合宿免許は短期間で効率よく教習を受けられるように、あらかじめスケジュールが組まれています。そのため、体調不良や寝坊で教習や試験をキャンセルしてしまうとスケジュールが後ろ倒しになり、延長・延泊の要因になってしまいます。
上記の理由による延長・延泊は、保証の対象外となり、追加料金が発生する場合があるので、くれぐれも注意しましょう。
特に、教習スケジュールが混み合っている繁忙期や、検定を受けられる曜日が決まっている教習所では、すぐに延長・延泊が確定になる場合があるので注意が必要です。
合宿免許では、学科・技能の習熟度を試験でチェックし、合格することで次のステップに進むことができます。筆記試験・技能試験どちらかでも落ちてしまうとスケジュールに遅れが発生するため、延長・延泊になる可能性があります。
合宿期間を左右する最初の関門は、各段階で習ったことが身についているかどうかをチェックする「みきわめ」。不可(不合格)になった場合は補習を受け、合格するまで再度「みきわめ」を受ける必要があります。
続いての関門は、第1段階の最後に受ける「仮免試験」。こちらは、教習所敷地外で路上教習を受けるために必要な「仮免許」を取得するための試験で、合格点に満たない場合は第2段階に進むことができません。また、仮免試験で3回不合格になると一時帰宅になる教習所もあるので、注意が必要です。
最後の関門は、すべての学科・技能教習を受けたあとに臨む「卒業検定」。その名の通り、卒業するためにクリアしなければならない試験で、合格点に満たない場合は、補習を受けたあとに再試験となります。基本的に卒業検定の再試験は翌日以降に受けるため、合格できない場合は延泊となります。
卒業検定を無事合格することで、晴れて合宿免許の卒業となります。合宿で習った事を、しっかり復習して本免試験に臨みましょう!
合宿免許の費用には、基本的な教習・試験・滞在に関わる費用が含まれていますが、自己都合によって延長・延泊が発生した場合には追加費用がかかる可能性があります。追加費用は教習所やプランによって異なりますが、目安として参考にしてください。
体調不良や寝坊、スケジュールの管理不足などで教習をキャンセルした場合、また、学科・技能教習で合格できなかった場合には、追加教習・補習教習を受ける必要があります。料金は、1時限あたり4,000円〜7,000円程度です。教習所によって「卒業まで完全保証」の場合もあれば、「〇時限分までは無料」と部分的に保証してくれる場合もあります。
ただし、自己都合による教習のキャンセルは保証の適用外になる場合もありますので注意が必要です。
みきわめ(効果測定)は、仮免許試験前と卒業試験前の2回行われます。不合格になった場合、追加料金なしで何度でも受けられる教習所もありますが、2,000円〜5,000円程度かかる教習所もあります。
いずれの場合も不合格が続くとその後のスケジュールに関わるので、一発合格を目指しましょう。
仮免許試験もみきわめ同様、教習で学んだ内容を◯×形式の設問に答えるものです。こちらは全国一律の料金設定で1回受けるたびに1,700円かかります。
修了検定・卒業検定に落ちてしまった場合は、補習を受けてから再試験になるため、補習1時限あたり4,000円〜7,000円と再検定料4,000円〜6,000円程度の両方がかかります。
スケジュールに遅れが発生すると、宿泊費・食費なども追加料金が発生することがあります。こちらは宿泊施設やプランの内容、延長する日数にもよりますが、数千円〜1万円を超えるケースもあります。プランの種類によっては「卒業まで完全保証」「〇日まで無料」というものもあるので、記憶力や運転に不安がある人は、あらかじめ保証プランを選ぶと安心でしょう。
また、教習所によっては合宿中の宿泊施設を教習所の寮もしくはホテルから選べる場合があります。学校寮に比べてホテルプランの方が延泊料金が高く設定されている上、保証期間も短い傾向があるので、プラン選びの際には保証の内容も比較しておきましょう。
続いて、合宿免許を延長せずに卒業するためのポイントを3つ紹介していきます。免許取得を最短で実現するためには、次の注意点を覚えておきましょう。
合宿免許を最短スケジュールで卒業するためには、規則正しい生活を心がけ、体調を整えることが大切です。
合宿中は普段とは違うリズムで生活するため、体調を崩しやすくなってしまいます。なかには、慣れない環境でなかなか眠れなかったり、初めて出会う人との生活で心身共に疲れてしまったりという人もいるかもしれません。反対に、夜更かしや夜遅くまでの飲酒などで「うっかり寝坊してしまった…!」という人もいるでしょう。
合宿免許は短期集中で免許取得を目指すプログラムのため、教習の予定がぎっちり詰まっています。加えて、学科教習は合同で行われる場合が多いので、1人の進捗が遅れたとしても、その人に合わせて教習スケジュールを変更できないケースがほとんど。一度でも教習をキャンセルしてしまうと、延長・延泊が発生する原因になってしまいます。
こうした失敗を避けるためには、早寝早起きを徹底し、体調管理を心がけること、そして、スケジュールをよく確認し、時間通りに教習を受けることが大切です。普段から体調を崩しやすい人は、自分に合った常備薬やリラックスできるアイテムを持参すると少し安心できるかもしれません。あくまで合宿免許の一番の目的である「免許取得」を優先し、無理なく自分のペースで過ごすことを意識しましょう。
期間内での卒業に最も有効な手段は、日々の教習に集中して取り組むこと。教習以外で車を運転することは許可されていないので、技能教習の復習をすることはできませんが、教官に教わったことを振り返ったり、他の参加者と意見交換したりしながら、イメージトレーニングすることはできます。
また、学科教習においては予習・復習が大切です。1時限ごとに覚えた内容を振り返り、記憶が新しいうちに復習するとよいでしょう。分からない点は教官に質問をして、その日のうちに解消するのがおすすめです。
交通ルールや標識の種類、運転操作など覚えることは多いですが、時間を有効活用し、しっかりと身につけていきましょう。
学科試験では、いわゆる「ひっかけ問題」が多く出題されるので、教習の内容を復習するだけではなく、試験対策が必要になります。ひっかけ問題を攻略するためには、過去問題集を繰り返し解いて出題傾向を把握した上で、実際の試験では落ち着いて設問を読み、確実に正解を選ぶことが大切です。
技能検定は減点方式で、持ち点である100点からミスをするごとに減点されていき、70点を下回ると不合格になります。小さなミスを犯しただけですぐに不合格になることはありませんが、赤信号を無視してしまうなど重大な危険行為が見られた場合は、その時点で試験中止となってしまいます。
評価基準は「安全運転ができているかどうか」なので、教習で教わった目視などのチェック行為は、大げさなくらいしっかり行った方がいいです。教官に安全運転していることをアピールしましょう。
教習のキャンセルや検定の不合格によって合宿免許の期間を延長しなくてはならない状態になったとしても「日程的にこれ以上合宿免許を延長することはできない」という人もいるでしょう。その場合は、一時的に合宿免許を中断し、再入校することができます。しかし、再入校するためには、下記6つの条件を満たしている必要があります。
1つ目は、初日の教習から普通車教習の有効期限である9カ月以内に最後の技能教習=みきわめに合格すること。再入校の時点で、この条件を達成するために十分な期間が残されている必要があります。
2つ目は、みきわめに合格したのち、3カ月以内に卒業検定に合格すること。再入校の時点で、それが可能な期間が残されている必要があります。なお、この場合の「3カ月以内」は上述の「9カ月以内」とは関係はありません。
3つ目は、修了検定に合格したのち、3カ月以内に仮免学科試験に合格し、仮免許証を取得すること。再入校の時点で、そのための十分な期間が残されている必要があります。期間内に仮免許証を取得できなかった場合「みきわめ」は無効になってしまいます。
4つ目は、仮免許証の有効期限6カ月以内に卒業すること。6カ月を過ぎると仮免許証は無効になるため、卒業可能な日数が残されている必要があります。
5つ目は、再入校する教習所側の受け入れ態勢が整っていること。特に学生の長期休暇にあたる繁忙期には、教習スケジュールがうまく組めなかったり、宿泊施設に空きがなかったりして、受け入れてもらえない可能性があります。
6つ目は、再入校時の費用体系を了承すること。合宿免許の料金は、閑散期・繁忙期、教習所の状況等で変わる場合があります。再入校する時期によっては、当初入校した際の料金体系とは異なる可能性があり、場合によってはその差額を支払うこともあります。その条件を受け入れることが、再入校の条件となります。
これら6つの条件をクリアした場合には、教習所への再入校が認められます。
なお、合宿免許には在籍可能期間が定められています。それを越えてしまうケースは非常に稀ですが、居住地近郊の通学可能な教習所に入校し直した、という事例もあります。
今回は、合宿免許の延長について、主な原因と対処法、延長に関わる追加費用などを詳しく解説してきました。実際のところ、合宿免許で延長になる人はそう多くありません。しかし、予定通りに卒業するためには、自己管理を徹底しつつ、集中して教習に臨むことが大切です。
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