- 合宿免許の選び方
- 合宿免許のメリットについて
- 合宿免許のデメリットについて
- 合宿免許のスケジュール
- 実技と試験
合宿免許にデメリットはある?気を付けるポイントは?
短期集中で免許を取得することができる上、費用を抑えることもできる合宿免許。 …
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COLUMN
合宿免許での教習は、通常の通うタイプの教習と比べ、短期間で効率的に教習を受けることができます。
しかし、期間が短いことを考えると「期間内に卒業できるのだろうか」「自分だけ延泊になってしまうのではないだろうか」と不安を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、あまり心配をする必要はありません。
実際のところ、合宿免許はほとんどの参加者が予定通りに卒業することに成功しています。
とはいえ、延泊してしまう人がまったくの0というわけでもありません。
今回の記事では、合宿免許期間内で最短で合格できる確率や、最短で合格するためのポイントについて解説していきます。
約2週間とされる合宿免許の教習期間。
まずは、実際のスケジュールがどのようになっているのかを見ていきましょう。
実際に合宿免許で過ごす1日について、一例を紹介していきます。
・6時45分 起床
・7時40分~8時40分 朝食
・8時40分~9時40分 予習、自由時間
・9時40分~12時40分 学科教習
・12時40分~13時40分 昼食
・13時40分~15時40分 技能教習
・15時40分~16時40分 休憩
・16時40分~17時40分 技能教習
・17時40分~19時40分 自由時間
・19時40分~ 夕食、自由時間
・22時 就寝
このように、合宿免許の教習の時間割は、自由時間がたくさんあり比較的ゆったりとしたスケジュールとなっています。
次に、入校から卒業までの大まかな流れについて、一例を見ていきましょう。
①入校説明・入校手続き、適性検査、先行学科(1時限)
②第一段階・・・学科教習9時限+教習所内技能教習12時限(AT)~15時限(MT)
③仮免許学科試験+技能修了検定
④第二段階・・・学科教習16時限+路上技能教習19時限
⑤技能卒業検定
教習生を約2週間で卒業させるため、効率の良いスケジュールが組まれています。
免許取得のためには、「教習所に2~3か月ほど通って、じっくりと時間をかけて学ぶ方が良いのではないだろうか」と思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際は、合宿免許の方が通いの教習所よりも卒業率が高いのです。
通いの教習の場合、多くの人が仕事や学業など、日々のタスクをこなしながら教習を受けており、教習を受けるペースが週に1、2回程度になってしまう人もいます。
このように間が空いてしまうと、どうしても前回習った学科教習の内容や、運転の感覚を取り戻すのに時間がかかります。
すると、復習に時間をとられてしまい、教習がスムーズに進まなくなってしまうのです。
そして、最悪の場合、仮免試験に不合格になってしまったことをきっかけに通うのが面倒になってしまい、教習所が定める期限を迎えてしまうこともあります。
一方、合宿免許の場合、見知らぬ土地に滞在し、日常から離れ、免許取得の勉強に集中できるのです。
卒業までの短い期間で、免許取得に必要なすべての教習と検定を行います。そのため、短期間での目標達成のために、効率的なスケジュールが組まれているのです。
さらに、同じ目標に向かって頑張っている教習生の存在も大きいでしょう。
このように万全な環境が整っているため、途中で脱落する人が少ないのです。
合宿免許は、期限が短い分、万が一やり直しや、日程変更などが出てしまった場合はスケジュールへの影響が大きいため、延泊になってしまう危険性があるのです。
以下、どのような状況になると延泊になってしまうのか、詳しく解説していきます。
たしかに、合宿免許で延泊する参加者は少数です。しかし、100%確実に教習生全員が期間中での卒業ができるわけではなく、中には、やむを得ず延泊することになってしまう人もいます。
補習を受講することになる場合や、修了検定や仮免学科試験、卒業検定において、再受検が課せられてしまったケースです。
合宿免許では、教習生を期間中に卒業させるため、スケジュールがシビアに組まれています。どこかでやり直しが続いてしまうと、どうしても延泊になりやすくなってしまうのです。
たとえば、修了検定を行う日数が限られている教習所などでは、一度不合格になってしまったら、次に検定を行う日まで待たなければなりません。
修了検定の場合、合格するまでは第2段階に進むことはできないため、そのタイムロスが足かせになり、延泊してしまうのです。
修了検定本番になると緊張や焦りを伴うため、普段の実力を出せなくなってしまう場合があります。
周囲の友人と励まし合いながら、本番前に緊張をほぐしたり、問題を出し合って復習したりしながら、万全の状態で検定に臨めるようにしましょう。
寝坊してしまったり、体調を崩してしまったり、怪我をして治療のために欠席してしまったり、または、やむを得ない理由で一時帰宅することになり、延泊してしまうケースもあります。
合宿免許では、一時帰宅をする事は基本的には認められていません。とはいえ、身内に不幸があり、葬儀に出席したい場合や、学校の入学式や卒業式に出席しなければばらない場合など、帰宅しなければいけない場面はありますよね。
一時帰宅したい日が事前に分かっているのであれば、申し込み時にその旨を伝え、教習所に確認しておきましょう。教習所によっては柔軟に対応してくれる場合もあります。
延泊になってしまった場合には、追加で費用がかかるのかどうか気になりますよね。
一般的に、通常の観光などで利用する宿泊施設などでは、追加料金は発生します。しかし、教習所によっては「延泊中の教習や宿泊の費用を卒業まで保証」という制度を設けているところもあります。
このような保証付きのプランであれば、教習、宿泊などについて追加で料金を支払う必要はありません。
もし期間内での卒業が危ういと感じる人は、保証制度のある教習所を選びましょう。
しかし、保証内容については、教習所によって幅があります。卒業まで無制限で延泊に関わる料金を保証するプランもあれば、3日間だけ保証するというプランもあるのです。
また、技能教習の補習を無制限に受け放題というプランもあれば、時間数を制限した上で保証するプランもあります。
申し込みの際に、どこまで保証されるのか、それは自分に必要な保証なのかをよく見極めましょう。
保証制度というサポートがあるとはいえ、せっかくなら合宿の期間内でスムーズに卒業したいですよね。
ここからは、合宿免許を最短で卒業するためのポイントを解説していきます。
合宿免許では、手厚いサポートと共に、参加者を期間内で卒業に導くために効率良い教習がプログラムされています。
しかし、合宿免許に参加すれば必ず免許を取得できるわけではありません。
漠然と教習を受けるのではなく、合宿免許に参加したからには、「必ず期間内に免許を取得する」という強い目的意識を持つことが大事になってきます。
学科教習の場合であれば、教室での講義さえ受けていれば試験に合格できるというものではありません。
空き時間を有効に使い復習し、授業で学んだことをしっかり頭に定着させましょう。
技能教習では、教官の言葉をよく聞き、理解した上で、クレバーなメンタルを保ち運転し、理解できない部分はその場で質問して身に着けていくことが大切です。
合宿免許での教習は、通学での教習とは違い、思うように教習の予約が取れないといったストレスがありません。
集中して間隔を空けずに学ぶことができるということは、実技を身に着ける際に役立ちます。
なぜなら、運転技術とは、頭ではなく体で覚えていくという要素が強いからです。
運転技術については、車に興味があったり、仕組みを知っていたりする人などは、すぐにコツをつかむことができる場合もありますが、習得するまで時間がかかる人もいます。
習得に時間がかかる人にとっては、体で運転の感覚を覚えているうちに次の教習を受けることで経験値が順調に積み重なり上達が促進されます。
合宿免許であれば、基本的に毎日連続して教習を受けることができるため、前回学んだことがすぐにイメージしやすいです。
技能教習で課題が見つかった場合には、次回の教習の時間で復習できます。その次の教習では、次の課題にチャレンジできるでしょう。
学科教習も同様に、わからない部分があった時は、合宿免許であれば、その場で教官に確認することができます。先延ばししてわからないままになるといったことがないため、モチベーションの維持もしやすいはずです。
合宿免許のメリットを生かすために、集中して教習を受けましょう。
合宿免許には仲の良いグループで申し込むこともでき、その際は割引サービスを受けることができる場合もあります。
しかし、友人と一緒に参加するメリットは、料金面だけではありません。
合宿免許では約2週間、地元を離れた見知らぬ土地で過ごすことになります。
周りが初対面の人ばかりで不安を感じてしまったり、慣れない環境で初めてのことを経験したりすることに心身ともに疲弊しきってしまい、教習がうまくいかず、諦めてしまいそうになることもあるでしょう。そんなとき、気心の知れた友人がそばにいれば、励ましあうことができます。
教習でつまずいてしまった時も、友人がそばにいればその場で質問することができ、理解が深まりやすいです。
また、空き時間に問題を出し合ったりすることで、お互いに学んだ内容の理解をより深めることもできます。
また、合宿中の自由時間には、友人と一緒に出かけることで、息抜きをしながら楽しめるでしょう。
合宿免許を卒業することができたからと言って、免許を取得できたわけではありません。
まだクリアすべき課題があるのです。
卒業後から免許交付までのプロセスは、所属していた教習所が「公認校」か「非公認校」かによって異なります。
公認校とは、公安委員会に届け出をしていて、定められたルールに則って教習が行われる教習所です。
教習所において、規定時間を越える学科教習、技能教習を受けることで、仮免許、本免許の実技試験を教習所の元で行うことができます。
この試験をパスすることで、1年間運転免許試験場での技能試験が免除される「卒業証明書」を受け取ることができるのです。
つまり、公認校を卒業すれば、運転免許試験場での学科試験に合格するだけで、免許を取得することができるということです。
非公認校は、公安委員会に届け出を出しておらず、カリキュラムに基準がなく自由度が高いのが特徴。
非公認校では、公認校とは異なり、学科教習は行わず、技能の教習だけを行ったりするところもあります。
カリキュラムがないため、自分が苦手な運転操作を重点的に教習してもらうことも可能です。
しかし、仮免許試験、本免許試験は、非公認校では行うことはできません。その都度、運転免許試験場にて試験を受ける必要があり、卒業したとしても、免許取得のためには、技能試験も運転免許試験場で受験する義務が生じてしまいます。
その試験に合格した上で、学科試験にも合格して初めて免許を取得することができるのです。
合宿免許に参加すると、たくさんの人との新たな出会いがあったり、見知らぬ土地での観光ができたりと、たくさん楽しい経験をすることができます。
しかし、合宿免許に参加する本来の目的は「免許取得」です。
どうせなら仲間とともに、気持ちよく期間内に卒業したいですよね。
合宿期間に集中して教習に取り組んで最短で卒業を目指しましょう。
やむを得ず延泊という状況になってしまう事もあるかもしれませんが、保証制度でサポートしてくれる教習所もあります。
充実した合宿免許にするために、申し込む前に確認しておいた方が良いでしょう。
平日 9:30~19:00 土日祝 10:00~18:00
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