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合宿免許とは?通学と何が違うの?メリットとデメリットを比較
免許の取得を考えている人の中には「合宿免許」という言葉は聞いたことはあるけれど、「具体的に…
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COLUMN
合宿免許では、約2週間ものあいだ、自宅から離れた場所で拘束されることになります。
その2週間のあいだで、予想外の出来事が起こってしまった場合などに、一時帰宅をすることは可能なのでしょうか。
また、合宿免許参加中において、一時帰宅するのであれば、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
今回の記事では、合宿免許に参加した際の一時帰宅の注意点について解説していきます。
多くの教習所では、合宿免許参加中の一時帰宅を原則的に不可としています。以下、その理由を詳しく解説していきます。
基本的に、合宿免許参加中の教習中スケジュールは、基本的に自分で調整することはできません。教習所によって事前に全ての予定が組まれる仕組みになってします。
特に、学科教習では、比較的大きめなフロアで、参加者全員が合同で、共通の内容の教習を受講することになるため、誰か1人が一部の教習を欠席してしまったとしても、その人に合わせて全体の進捗をコントロールすることは難しいのです。
また、技能教習については、個々人で1つの車を使い、受講することになるものの、法律によって定められている、1日の技能教習の時間には上限があります。
後日まとめて遅れてしまった教習内容を取り戻すことはできないのです。
加えて、運転免許を取得するためには、最低でも2週間は教習を受けなくてはなりません。
これも法律で定められています。
合宿免許では、その法律をちょうど満たすことになる、2週間という最短の期間で参加者に運転免許を取得させるためのプログラムです。
そのため、教習の予定が毎日しっかり組み込まれています。
多少の空き時間はあるものの。朝から夕方まで、教習に時間が費やされます。たとえ1日でも欠席してしまうと、その分、学科、実技ともに履修内容が皆と比べて遅れてしまうので、帰省などはあまりおすすめできません。
なぜなら、教習所は、合宿免許の参加者以外の、通学の教習生も抱えているからです。「多少、教習の日数を延長しても良い」と思う人もいるかもしれませんが、特に、繁忙期の場合には、教習所によってはスケジュール的に限界があります。相当の理由がない限り、途中帰宅は断られると思っていた方が良いでしょう。
合宿免許の期間中は、基本的にまるまる1日教習の予定がない日はありません。
毎日必ず、学科、実技ともに教習の予定が組み込まれているのです。
上述のように、合宿免許を取り扱っている教習所は、近隣から通学で通っている教習生も抱えており、通常の業務の合間を縫うように、うまく合宿免許の予定を組み込んでいます。スケジュールを大幅に変更したことによって、他の教習生に迷惑をかけるわけにはいきません。
そのため、基本的には一時帰宅の許可は下りないのです。
また、合宿免許とは、基本的には自宅から離れた場所で参加するもの。
合宿免許における参加資格は、一般的に「住民票に記載されている住所が、教習所がある都道府県とは異なる県であること」。
自宅とはそれなりに距離があるわけですから、教習後の自由時間のあいだに、教習所~自宅の距離を行き来することは、現実的に難しいのではないでしょうか。
合宿免許の期間中の一時帰宅は、基本的には認められていません。しかし、ケースによっては教習所に許可される場合もあります。たとえば、
・卒業式や入学式などの、帰宅希望日が申込前からわかっている場合
・試験の追試や、就職先での研修など、合宿申込後、出発前までに帰宅する必要性が発生した場合
・何らかの緊急事態などで、合宿免許の途中で帰宅しなければならなくなった場合
など、様々なケースが考えられますが、とにかく重要なのは、早めに伝えること。
一時帰宅したいという希望を教習所に伝えるタイミングによっても、対応のし方は異なります。一時帰宅する必要性が生まれた時点で、その旨を教習所に伝えるようにしましょう。早めに伝えることで、教習所側も融通をきかせやすいはずです。
とはいえ、仮に一時帰宅することができたとしても、個人の希望による帰宅となるため、一時帰宅に係わる交通費は、全て自己負担となります。
2週間ものあいだ、遠方で宿泊し続けるというのは、人によっては難しいもの。
卒業式や内定式など、どうしても出席しなければいけない行事がコンスタントに入ってしまう場合もあります。
そういった学生に対応するため、一時帰宅可能な合宿プランを用意している教習所もあるのです。
一時帰宅しなくてはならない場合は、できるだけ事前に調べておき、教習所に一時帰宅が許可されているプランを選択し、合宿免許に参加するようにしましょう。
事前に一時帰宅をする必要があるとわかっているのなら、早急に合宿先の教習所に申請しておきましょう。
いつ一時帰宅をし、いつ教習所に戻ってくるのかについて、教習所に伝えておくのです。
事前に伝えてくれれば、教習所としても、教習のスケジュールの組み直しができる場合もあります。
卒業日が伸びて、宿泊日数が増えてしまった場合でも、その日数を最小限に抑えることができ、費用の節約をすることができるかもしれません。
予め、延泊になってしまった際の費用の発生の有無や、一時帰宅に係る注意事項を、教習所に確認しておきましょう。信憑性の高い情報を得るために、できれば直接教習所に電話をして問い合わせてみるのがおすすめです。
とはいえ、そもそも、いかなる場合でも一時帰宅を認めない教習所もあります。自分が参加しようと思っていた教習所が、一時帰宅不可だった場合は、早急に別の教習所を探して申込みをし直しましょう。
繁忙期は予約が取りづらいので、注意する必要があります。
人生とは、いつ何が起こるのか分からないもの。
合宿中に突発的な事態になり、急遽帰宅が必要になった場合や、どうしても教習を続けられなくなった場合は、まず教習所に相談しましょう。
たとえば、体調不良の場合でも、一時的な原因ではなく、隔離が必要な症状や、長期間教習が受けられない状態が続く場合は、帰宅することになり、体調が改善するまでは戻って来られない場合もあります。
近年では特に、新型コロナウイルス感染防止の観点からも、「体調がおかしいな」と思ったら、無理をせずに、教習所に相談するようにしましょう。
せっかく合宿免許に参加したのだから、仲間とともに卒業したいと思うかもしれませんが、仮にもしコロナウイルスに感染していた場合、自分だけではなく、友人や、他の地方の参加者、教習所の職員などにも危険が及ぶ可能性があります。
本当に大事なものは何か、良く考えて行動してください。
年末年始の期間は、基本的に教習所も休業します。合宿免許を取り扱う多くの教習所では、年末の営業は、12月29日~30日には終了し、年始は1月3日~4日から営業開始です。
その間は、宿泊施設も休業になる場合が多く、一時帰宅をすることに。そして、年明けに教習所の業務が始まってから、合宿が再開されます。
このような年末年始の期間における一時帰宅は、教習を受ける側の人の事情ではありません。そのため、教習所から一時帰宅する際の交通費を支給してくれる場合が多いです。
年末年始は地元の慣れた土地で過ごし、年始からまた合宿再開するというスタイルは、未知の合宿免許の生活が不安な人にとっては、ありがたいものではないでしょうか。
また、教習所によっては、年末年始の休業期間中、宿泊施設の利用が許可されているところもあります。
その場合、食事に関しては、近隣の飲食店、コンビニなどを利用し、自分で調達することになるでしょう。
年末年始の休業期間を含めると、合宿免許卒業までの全体の期間としての日数は、通常より長くなるため、注意が必要です。
合宿免許参加中、仮免許試験に3回不合格になってしまった場合は、その参加者の住民票に記載されている、住所地のエリアの運転免許試験場において、仮免許試験を受験し、合格する必要があります。
この場合、「帰りたくて帰る」というより、「帰るしかない」という強制帰宅のパターンです。
3回不合格になってしまったのは、教習生側の問題である、という評価になるため、この場合の帰宅する際の交通費は自費となります。
ただ、安心してください。地道に教習を受けていれば、仮免許試験に合格することはそんなに難しくありません。前向きに努力していれば大丈夫です。
地元の運転免許試験場で仮免許試験を受験する場合、教習所で受け取る証明書や顔写真、保健証やパスポートなどの身分を証明するものと住民票が必要になります。
なるべく早く合格し、合宿生活に戻れるよう、集中して試験に臨みましょう。
合宿免許参加中に一時帰宅する際には、その「教習所によって対応が違う」という点に注意する必要があります。
合宿免許では、基本的に一時帰宅が認られていないため、やむを得ない理由だとしても、卒業日が延びた分の追加料金が発生する可能性があるのです。
また、仮に一時帰宅が可能なプランで合宿免許に参加した場合でも、一時帰宅する際に生じた交通費は、全て自己負担となります。
とはいえ、年末年始や、お盆休みで教習所が休業する場合に加えて、卒業式、入学式などのの際に、一時帰宅が許可されているプランで参加した場合は、一時帰宅における交通費を全て教習所が負担してくれる場合もあります。
自分が利用する教習所の規約の中身をしっかり把握しておきましょう。
そして、一時帰宅する際は、教習所のスケジュール調整の都合を考えて、いつから教習を再開できるのか、具体的な日時を早めに伝えるようにしてください。
場合によっては、スムーズに教習が再開できない可能性もあります。注意が必要です。
再入校の際には、教習所での免許取得に関する、様々な有効期限に注意して下さい。
・初日の教習から、普通車の教習の有効期限である、9ヶ月以内に、最後の技能教習=みきわめに合格しなくてはならない。
・みきわめに合格したのち、3か月以内に卒業検定に合格しなくてはならない。
・修了検定に合格したのち、3か月以内に仮免学科試験に合格し、仮免許証を取得しなければならない。
・仮免許証の有効期限は6か月である。
これらの有効期限と、教習を再開する時点での、その後に受けるべき残りの教習の内容と教習所側のスケジュールの状況、宿泊施設の空室状況などを総合して、再入校が可能であるかの判断が下されます。
また、合宿免許の料金は、閑散期と繁忙期など、入校する時期によって変わります。
再入校した時期との料金の差が生じた場合は、教習所の料金規定に基づき、差額が必要となるため、注意が必要です。
それでは、うまく条件が噛み合わなかったり、合宿生活に馴染めなかったりした場合に、退校することになったら、どうなってしまうのでしょうか。
結論から言うと、既定の書類に記入をすることで、退校すること自体は簡単にできます。
しかし、途中で合宿免許を辞めることによるデメリットもあるため、注意が必要です。
まず、退校するまでに受けた教習の評価は、学科、実技共に無効になってしまいます。
後に、免許取得のために教習所を再び利用した際は、また0からのスタートとなってしまうのです。
退校するまでの期間に、覚えた知識や技術そのものは無駄にはなりませんが、教習自体はすでに習った内容をもう一度繰り返さなくてはなりません。
また、追加で費用がかかってしまうのも大きなデメリットです。
途中で辞めた場合、基本的に全額返金とはなりません。
ローンを組んでいる場合、未受講の教習分は返金されても、支払い済みのローンは戻ってきません。
このように、途中で退校してしまうと、大きな損失を被ることになる可能性があります。
辞めるのは簡単ですが、しっかりと考えて行動した方が良いでしょう。
合宿免許で一時帰宅をする場合、余分な交通費が発生したり、延泊の可能性が出てきます。
可能な限り、一時帰宅をする必要がない日程で、合宿免許に参加するべきです。
万が一、一時帰宅する必要が出てきてしまった場合、教習所側で一時帰宅に対応しているか、対応してくれる場合の注意事項などをしっかり確認した上で、合宿免許に参加しましょう。
平日 9:30~19:00 土日祝 10:00~18:00
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