- 合宿免許の選び方
- 合宿免許のメリットについて
- 合宿免許のデメリットについて
- 合宿免許のスケジュール
- 実技と試験
合宿免許の最短合格率はどのくらい?延泊になることもあるの?
合宿免許での教習は、通常の通うタイプの教習と比べ、短期間で効率的に教習を受けることができま…
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COLUMN
短期集中で免許を取得することができる上、費用を抑えることもできる合宿免許。
特に、有効活用することができる時間がたくさんある学生にとっては魅力的ですよね。とはいえ、そんな合宿免許にも、メリットだけではなくデメリットもあるのではないでしょうか。
今回の記事では、合宿免許に参加する上でのデメリットについて、またそれを受けて、注意するべきポイントについても解説していきます。
合宿免許とは、2週間~3週間程の短期集中型で免許を取得することができる教習カリキュラムです。
その間は自宅を離れて、教習所付近の宿泊施設に寝泊まりすることになり、教習に集中して取り組むことができる環境に身を置くことになります。
とはいえ、免許取得までのスピードが早いからと言って、通学する形で教習所を利用した場合と比べて、教習が簡略化されるというわけではありません。
通学、合宿に関わらず、教習の内容は、公安委員会によって定められた基準が存在しており、それに準じて行われるのです。
そのため、「期間が短いから合宿免許の方が楽に免許を取得できる」という捉え方は間違っています。
公安委員会に認可された教習所を利用すれば、合宿免許の場合でも、運転免許試験場での実技試験は免除になるのです。通学と同じく、教習所卒業後に、運転免許試験場で学科試験を受け、合格すれば免許が交付されます。
このように、合宿免許でも、教習内容や、その後に合格するべき検定の内容は通学の場合と同じです。
それにも関わらず、合宿免許は通学よりもリーズナブルな費用で教習を受けることができる上に、地方の観光スポットを巡ることができたり、新たな友人との出会いがあったりと、さまざまなメリットがあります。
これだけのメリットがある合宿免許。
興味はあっても、参加にあたり心配なことや、気になることもあるかもしれません。
そんな人のために、合宿免許のデメリットと言われるポイントについてご説明します。
合宿免許に参加するためには、大量の時間の確保が必要です。
普通免許の場合、約2週間程度のまとまった期間が必要となります。学生であれば、夏休みや冬休みなどの長期休暇を活用すれば問題はないはずですが、社会人の人で2週間連続で仕事を休むことはほぼ不可能でしょう。
また、合宿免許期間中は、毎日ぎっしりと教習の予定が詰まっているため、途中で自宅に帰ることは、ほぼ不可能です。
たとえ学生だとしても、ゼミの活動や、アルバイトなどで、長期休暇の間でも忙しい人は、教習の途中で帰宅が必要になるケースもありますよね。
しかし、一日に受けることのできる教習の時限数には限りがあるため、一時帰宅した後、教習をまとめて受ける事で遅れを取り戻す、といったことはできません。延泊になり、追加料金がかかる可能性があります。
合宿免許には、様々な地域から、たくさんの参加者が集まってきます。
皆と共同の宿泊施設を利用する場合、教官とのコミュニケーションに加え、他の参加者との密なコミュニケーションの場にさらされることになるのです。
もちろん、気が合わない人とも接しなければならない場面もあるでしょう。
加えて、相部屋のプランを選択した場合、見ず知らずの人と一日中顔を合わせなければならないのです。プライベートな時間を重要視する人にとっては、耐えがたい環境かもしれません。
また、参加者の中には、自宅を離れて2週間も暮らす、という経験が初めての人も多いでしょう。1人で参加した場合、ホームシックになってしまう可能性も否定できません。
さらに、地方の特色が色濃く出ている食事が、口に合わなかった場合も苦しい合宿生活になってしまいます。食欲が出ないことで、体調を崩してしまい、教習に支障をきたすこともあるかもしれません。
合宿免許とは、必要最低限の期間で、集中して教習を受けることで免許を取得することができるプログラムです。
スケジュールが詰まっている上に、大教室において、合同で学科教習を受けなくてはいけません。技能教習は単独で受けることが多いものの、一日に受けることができる教習の時限数が決まっています。
そのため、1人が欠席したからといって、個人に合わせて教習のスケジュールを変更することはできませんし、まとめて教習を受けることで遅れを取り戻すことはできないのです。
自分のモチベーションが上がらないからと言って、気軽に休むんでしまうと、追加費用やかかり、延泊になることもあります。
自分のスケジュールをがちがちに管理されるのが苦手であったり、周りに足並みを合わせるのが苦手だったりする人には、合宿免許は向いていないでしょう。
合宿免許に参加する際には、自分の適性をしっかり把握して、考えてから申し込むことが重要です。
合宿免許を取り扱う教習所は、基本的にはに田舎に存在していることが多いです。
田舎の道幅は広く、見晴らしの良い道路が多い上に、交通量が少ないため、都心の道路とは状況がかなり異なります。
とはいえ、合宿免許は、自分の住民票に記載がある地域の教習所には、参加できないのが一般的となっているのです。
仮に、田舎でうまく運転できたとしても、都心の混み合っていて目まぐるしく交通状況が変わる道路には適応できない可能性があります。
また、田舎には無い交通標識が地元にたくさんある場合もあります。
合宿免許には海辺で参加したが、自宅付近が降雪地帯である場合など、教習時とは道路状況が異なることもあるでしょう。
合宿免許を無事に卒業したからと言って、免許が交付されるわけではありません。
自分の住民票がある地域の運転免許試験場で、学科試験と適性検査を受け、合格して初めて免許を取得することができるのです。
その試験は、各都道府県が、それぞれ違った内容で作成しています。そのため、地元の教習所に通わなかった人は、試験の傾向を知り、対策をすることが難しいのです。
せっかく運転免許試験場まで出向いたのであれば、一発で合格したいですよね。合宿免許卒業後は、地元に帰ってからしっかり試験対策をする必要があります。注意して下さい。
結論から言うと、合宿免許参加者の方が通学で免許を取得した人よりも事故率が高いというデータは存在していません。
合宿免許で免許を取得した人と、通学で免許を取得した人、どちらにせよ免許を取得した際のスタート地点は、どちらも同じ。
教習所が教える交通ルールや、運転技術のレベルは、どこの教習所でも同じです。
公安委員会に届け出をしている教習所であれば、どこも定められている基準に則って教習を行っています。
その教習を受け、運転免許試験場での試験に合格した上で免許を取得したのであれば、どこで免許を取得したかどうかは関係ありません。事故を起こすかどうかは、個々人の意識と、現場の環境の問題と言えます。
事故を起こすリスクは、全ての車を運転する人に平等にあるものなのです。
そういった事実がありながら、なぜ合宿免許出身者の事故率が高いと言われているのかというと、「合宿免許の方が審査が甘い」という風評があるからです。
しかし、実際に、合宿免許の審査が甘いという事実は、決してありません。
その噂の原因は、「安い料金」「教習の期間の短さ」からきているようです。.
安い上に、期間が短い、ということは、たくさんの教習生を呼び込み、早く教習を終えて卒業させて回転させないと、儲けが出ないのでは、と思う人もいるのかもしれません。
しかし、上述のように、合宿免許の方が教官の審査が甘い、ということは決してありません。
ここまで、合宿免許のデメリットと思われる点を挙げてきました。ここからは、デメリットをメリットに変える工夫について解説していきます。
合宿免許を取り扱っている教習所は、全国にたくさんあります。
事前に、全国にある教習所が掲げる様々なプランをリサーチし、自分が心地よく過ごすことのできるプランを探し、こだわってみましょう。そうすることで、合宿免許に参加する上でのデメリットは、メリットに変わる可能性があります。
たとえば、アレルギーがあったり、好き嫌いが激しかったりなどで、食事の内容が気になる人の場合、自炊プランを活用してはいかがでしょうか。
教習所の宿泊施設などで提供される食事を、ビクビクしながら食べることは、大きなストレスです。
合宿免許に参加すると、ただでさえ不慣れな場所で、見知らぬ人と一緒に、初めての経験である車の運転について学ぶことになります。本来リラックスできるはずの食事の時間にまで負荷がかかってしまうと、ストレスで教習の進捗にも影響が出てしまうかもしれません。
自分が食べたいもの、食べられるものを、自分で選んで調理してみてはいかがでしょうか。合宿先の土地で育った新鮮な食材を使って料理をするのも、楽しいかもしれませんよ。
また、セキュリティが気になる女性の場合でしたら、女性限定プランや女性限定の宿泊施設の利用をおすすめします。
自分の中で日々の安心が確信できている状態でないと、見知らぬ土地で教習に集中することはできないはずです。
さらに、合宿免許の教習所を選ぶ際、もともと旅行先として興味があった場所を合宿地として選ぶのもおすすめです。自由時間を観光やレジャーに充てて、エンジョイすることで、多少のデメリットも気にならなくなるでしょう。
仲の良いグループで参加することもおすすめです。
グループで参加することにより「グループ割引」を受けられる場合があるほか、友人と一緒に「免許取得」という共通の目標に向かって、協力して頑張ることができるからです。
学科教習を受けた際に、分からなかった部分をすぐに友人に聞くことができたり、検定前に問題を出し合うことができたりします。実技教習の場合でも、不安な部分をお互いに教え合えたり、コツを掴んだら、それを共有できたりするでしょう。
加えて、見知らぬ土地に初めて2週間も滞在する、という事自体が少なからず不安ですよね。友人と一緒であれば、そのような不安も払拭でき、お互いを励まし合いながら教習に臨めるはずです。
わいわいがやがやと、修学旅行のような雰囲気で、楽しく合宿生活を送ることができるでしょう。
また、新たな出会いを求めている人は、1人で参加することもおすすめです。
合宿免許には、様々な地域から多数の参加者が集まります。意外かもしれませんが、1人での参加者も多いのです。
1人で参加した者同士であれば、すぐに打ち解けることができるでしょうし、コミュニケーション能力に自信がある人であれば、グループの参加者にも、すぐにとけ込む事ができるでしょう。
人間とは、何事も忘れやすい生き物です。合宿免許での免許取得に限ったことではありませんが、卒業後に運転をしない期間が長引いてしまうと、せっかく覚えた運転技術を忘れてしまいます。
最終的には、運転に恐怖を覚えるようになってしまうかもしれません。
運転の感覚を忘れないために、合宿免許終了後も積極的に運転しましょう。
自宅に車があるならば、空いた時間に近所をドライブしてみたり、自宅に車が無かったとしても、レンタカーを借りて、友人と旅行するのもおすすめです。
とはいえ、運転に慣れてきた頃こそ、慢心には注意する必要があります。
最初は恐怖心があったため、教習所で教わった通り様々な確認をしていた人も、慣れてくると、いつのまにか、だらけた姿勢で運転してしまったり、確認を怠り自分の都合の良い予想を立てて、「大丈夫だろう」という気持ちで雑な運転をしてしまったり。
自分を客観的に見るクセをつけ、慢心を感じたら、自分で自分を律することができる強さを持ちましょう。
また、標識やルールは、時代にあわせて変わっていくもの。免許取得時の試験の時だけでなく、日ごろから知識の更新に努め、初心を忘れず安全運転を継続していくことが大事です。
合宿免許には、メリットが沢山ありますが、人によってはデメリットと感じる点もあります。
参加を検討している人は、この記事を参考にし、メリット・デメリットの両方について、総合的に考えてみてください。
気になる点については、直接教習所に確認することが大切です。
そして、合宿免許に参加することに決めたのであれば、楽しみながら免許を取得できるよう、充実した合宿生活を過ごしてください。
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