- 合宿免許の選び方
- 合宿免許のメリットについて
- 合宿免許のデメリットについて
- 合宿免許のスケジュール
- 免許に関して
合宿免許でMT免許は取れる?AT限定免許との違いは?
運転免許には、ATとMTがあります。「名前は見たことがあるけれどどう違うの?」「どちらの免…
- #合宿免許プラン
- #免許について
- #お金
COLUMN
普通自動車免許を取得する際は、オートマとマニュアルのどちらかを選択しなければいけません。そもそも、オートマとマニュアルにはどのような違いがあるのか、皆さんはご存知でしょうか?
今回の記事では、オートマとマニュアルは何が違うのかを比較し、それぞれのメリットやデメリットについても徹底解説していきます。気になる合宿免許の流れと費用の比較もしますので、最後までご覧ください。
まず、オートマとマニュアルは何を表しているのでしょうか?それぞれにどのような違いがあるのかをご紹介します。
オートマとマニュアルの違いは、搭載されているトランスミッションにあります。トランスミッションとは、エンジンで生まれたパワーをプロペラシャフトに伝達する変速機のこと。全ての車に搭載されている部品であり、スピードを出して車を走らせたい時や、坂道を上がる時など、状況に合わせてギアチェンジすることで、効率よくエンジンパワーを生かす装置です。
このトランスミッションの変速(ギアチェンジ)を、手動で行うタイプがMT(マニュアルトランスミッション)。自動で行うタイプがAT(オートマチックトランスミッション)と呼ばれています。
マニュアル車には「クラッチ」という部品が付き、運転者が速度や回転数などを考慮してクラッチを踏み、ギアをチェンジする必要があります。しかし、最近ではマニュアル車の需要は少なくなってきています。
一方、オートマ車にはクラッチはなく、基本的にアクセルとブレーキだけで車を動かすことができます。操作しやすいだけでなく、オートマ車が一般的になってきている背景もあり、男女問わず免許取得率が高くなっています。
免許を取得するために教習所を利用する際は、オートマ限定の免許を取得するか、マニュアルで免許を取得するか、どちらか一方を選択しなくてはなりません。オートマ限定免許の場合、オートマ車しか運転することはできませんが、マニュアル免許ならオートマ車も運転することができます。
「最近ではオートマ車が一般的」と聞くとオートマ限定免許でも十分に感じられますが欠点もあります。意外と知らないオートマのメリット・デメリットを見ていきましょう。
オートマのメリットとして、下記3つが挙げられます。
オートマ車の場合、マニュアル車のように運転時にクラッチ操作を行う必要がありません。マニュアル車を運転する場合、クラッチ操作を誤るとエンジンストップ(エンスト)を起こしてしまいますが、オートマ車にはエンストの心配がなく、ギアチェンジの手間もありません。そのため、運転があまり得意ではない人でも安心して運転できます。
オートマ車に起こる「クリープ現象」は、ブレーキペダルから足を離すと自動的に車がゆっくりと進んでいく現象です。渋滞につかまってしまった時、駐車の時など、ゆっくりと走らせたい時にはアクセル操作の必要がないため、ハンドルの操作のみで完結します。さらに、オートマならマニュアルよりも1万円〜3万円ほど安く運転免許を取得することも可能です。
免許取得時の費用を安く抑えられ、操作性が簡単で日常的な運転が楽になるのはオートマ車といえるでしょう。
それでは、オートマ車のデメリットにはどのようなものが考えられるのでしょうか。
オートマ車は操作が簡単であるがゆえに、ひとたびアクセルとブレーキを踏み違えるだけで運転者の意図に反して急発進してしまいます。近年、高齢者に多い事故のパターンとして問題視されているのもこの踏み間違いです。その対策として、新型車では自動アシストブレーキ機能や誤発進抑制機能などが装備された車種も販売されています。運転に不安がある方は、安全装置を搭載した車種を選択するのがおすすめです。
オートマ車はその構造上、マニュアル車よりもエンジンブレーキがかかりにくい特性を持ちます。フットブレーキを多用したことにより、ブレーキの効きが甘くなってしまう「べーパーロック現象」や「フェード現象」が起こる危険性があるため気を付けなければいけません。
また、企業によってはマニュアル免許が就職時の必須資格となっている場合があります。志望する会社の情報を入念にリサーチしておきましょう。
車好きの方、仕事でマニュアル車を運転しなければいけない方が多く選択するマニュアル。どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
マニュアル車を運転できるようになると自分の操作に車が連動し、「自分が車を運転している」という実感を強く感じることができます。また、自動でさまざまな操作を行うオートマ車はマニュアル車よりも内部が複雑な構造となっています。故障しにくいという点もマニュアル車の特長です。
発進時には必ずクラッチを操作するため、エンジンブレーキが利きやすく、オートマ車の運転の際に起こりやすい「うっかり踏み間違い事故」を防ぎやすい構造になっています。
マニュアルの免許を持っていれば、オートマ車も運転することができ、免許取得後にオートマ車が欲しくなった場合や、仕事でオートマ車を運転する必要性が生まれた場合も免許を更新する必要がないのはマニュアルならではの良さです。
マニュアル免許にもいくつかのデメリットがあります。
オートマ車と比べ、運転時の操作が複雑なマニュアル車は教習の期間が長くなります。短期間で完結する合宿免許でも、オートマよりも宿泊日数が多くなるのはそのためです。例えば、合宿免許に友人と参加した場合、友人はオートマ限定免許の教習を受けていたら、その友人だけが先に卒業することになります。
もちろん、教習の期間が長くなれば教習にかかる費用も高くなります。もしも、検定に不合格になって再試験を受けることになったり、補講を受けることになってしまった場合は、追加料金が発生する場合もあるので、良いことばかりではないようです。
運転免許における「限定解除」は、オートマ車しか運転できないオートマ限定免許のように、限定条件のある免許を持っている方が、限定条件のない免許に変更するための審査のことです。「オートマ限定解除」を行えれば、オートマ限定免許からマニュアル免許に変更することができます。
そのためには、都道府県公安委員会から認可を受けている指定自動車教習所、もしくは運転免許試験場において、「限定解除審査」を受け、合格する必要があります。運転免許試験場で限定解除審査を受ける場合は、その場でマニュアル車の運転技術があるかテストを受け、合格すればマニュアル車を運転できるようになります。
一方、指定自動車教習所で限定解除審査を受ける場合は、4時間以上のマニュアル車の運転に関する教習を受けた後、その教習所内でテストを受けることになります。
運転免許試験場でのテストは3,000円、指定自動車教習所での教習+テストの場合は50,000円以上の費用が必要です。
合宿免許を利用してマニュアル免許を取得する際の流れと費用をご紹介します。併せて、通学と合宿の免許取得費用の違いや、途中でオートマとマニュアルを変更することができるのかどうかについても解説します。
合宿免許におけるマニュアル免許の一日の教習スケジュール例と、卒業までのプロセスをチェックしていきましょう。
【合宿免許におけるマニュアル免許の教習スケジュール 例】
朝食 |
|
8時~8時40分 |
1時限目 |
学科教習 |
9時~9時50分 |
2時限目 |
空き時間 |
10時~10時50分 |
3時限目 |
学科教習 |
11時~11時50分 |
昼食 |
|
12時~12時40分 |
4時限目 |
空き時間 |
13時~13時50分 |
5時限目 |
技能教習 |
14時~14時50分 |
6時限目 |
技能教習 |
15時~15時50分 |
7時限目 |
空き時間 |
16時~16時50分 |
8時限目 |
技能教習 |
17時~17時50分 |
9時限目 |
学科教習 |
18時~18時50分 |
夕食+自由時間 |
|
19時30分~22時 |
就寝 |
|
22時 |
【卒業までのプロセス】
短期集中型の講習で免許を取得できる合宿免許と、自分のペースで学べる通学免許。それぞれを利用してオートマ&マニュアルの免許取得した場合の費用はどのくらい違うのでしょうか。
【合宿免許の取得費用比較】
普通車マニュアル免許の教習を受ける場合 |
約20万~30万円 |
普通車オートマ限定免許の教習を受ける場合 |
約18万~28万円 |
合宿免許にかかる費用は、基本的に「パック料金制」。入学金、学科、実技の教習料金、宿泊施設の利用料金、往復交通費、合宿中の事故などに対する保険に加え、食事付きプランであれば食費も含まれています。
交通費については、教習所によって計算方法が異なります。詳細は申し込みの際に教習所へ確認しましょう。
【通学免許の取得費用比較】
普通車マニュアル免許の教習を受ける場合 |
約25万~35万円 |
普通車オートマ限定免許の教習を受ける場合 |
約22万~32万円 |
教習所に通学する場合、受講した教習の回数によって料金がかかっていく「単位別料金制」を採用しているところもあります。単位別料金制の場合、入学金は別途で必要なところが多く、基本的に食事は支給されません。
通学の場合のパック料金制は、入学金、学科、実技の教習料金のほか、送迎バスのサービスなども含まれていますが、食事に関するサービスの有無は、教習所によって異なります。
マニュアルを希望して合宿免許に参加したものの、「思ったよりも教習の難易度が高かった」と挫折してしまう人もいるでしょう。そんな時は、教習の途中で、オートマ限定免許コースに変更することができます。マニュアル免許取得のために受講した教習内容は、オートマ免許コースに変更したとしても、そのまま実績が引き継がれます。(仮免許取得のための修了検定で不合格になってからオートマ免許コースに変更する場合は、オートマ車の教習を1時限受ける必要があります)
とはいえ、マニュアルからオートマへ内容を変更するための事務手数料が追加でかかってしまいますし、運転技術が未熟と判断された場合は補講を受けなければいけなません。オートマ限定免許コースからマニュアル免許コースに変更することは認められません。
今回は、オートマとマニュアルの違いについてご紹介しました。オートマとマニュアルでは、免許取得後にできることが異なります。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、自分に合った免許を選びましょう。もし途中で変更したいと思った場合は、教習の移行やオートマ限定解除なども可能なので検討してみてください。
「コープ・生協 合宿免許」では、北海道から沖縄まで多数の教習所の合宿免許プランを最安料金でご紹介しています。「できるだけ早く免許がほしい」「免許取得にかける費用をなるべく抑えたい」「友達と一緒に参加したい!」など、幅広いご要望を叶える多彩な情報を掲載しているので、合宿免許への参加を検討している方はぜひチェックしてください。
▼合宿免許の入校お申し込みはこちら
https://www.coop-menkyo.jp/application/
▼合宿免許の資料請求はこちら
https://www.coop-menkyo.jp/material/
平日 9:30~19:00 土日祝 10:00~18:00
0120-727-047